「服を減らしたいけど、なかなか減らない。」
「収納に収まり切らず、ソファやベッドの上にも置いている。」
「家で洗えないシーズンオフの服をクリーニングに出したいけど、出費が痛い。」
これらは全部、かつての私です。
服が多すぎて、どうやって片づければいいか分かりませんでした。
今はこうした悩みはほぼありません。
・服を減らしたい人
・収納家具を買い足そうかと考えている人
・クリーニング代を節約したい人
そんな方向けの記事です。
服が減ると「衣替えしなくていい収納」になって最高です。
この記事で書いた片づけ方は、こんまり本に則しています。
私はこの本のおかげで、足の踏み場もなかった汚部屋を、見ちがえるほどきれいにできました。
ただ、こんまり(近藤麻理恵)さんはミニマリストではないので、少しアレンジしました。
季節の変わり目を利用して服を減らす方法

季節の変わり目は服を減らすのに最適です。
なぜなら、シーズンオフになった服の感触がまだ体に残っているから。
着た時の記憶が鮮明なうちに片づけると、とても減らしやすいんですよ。
劇的に減らしたい人:必要な服を選び出す
ちょっと乱暴な言い方ですが、服が多すぎる人は基本的に「全部捨てる」というスタンスで片づけましょう。
それくらいに思っておいて、ちょうどよくなります。
それでもかなりの数の服が残るかもしれません。
私も一番最初の頃、オールシーズンで200着ぐらいあったトップスを「全部捨てよう!」と思って片づけはじめたものの、結局70~80着は残りました。
トップスだけで70~80着というのは、十分多いです。(現在は31着です。)
具体的な方法は次の通り。
シーズンオフになった服を全部集める
↓
『何があってもこれだけは残しておきたい』服を選び出す
↓
それ以外を処分
服をたくさん持っている人の場合、『いらない服を選ぼう』と思ってもたいして減らせません。
なんとなく所持している服が圧倒的に多いので、判断しづらいからです。
だから選ぶ基準を逆にして、これだけは絶対捨てられないものを選び出すという方法でいきましょう。
少し減らしたい人:不要な服を選び出す
そこまで劇的に減らそうとは思っていない、あるいは服がすでに少ないという人は、いらない服を選び出す方法でOKです。
シーズンオフになった服を全部集める
↓
欠点のある服を選び出す
↓
それ以外を処分
欠点とは、たとえば次のようなこと。
・着心地が悪かった
・2~3回しか着なかった
・家で洗えない
家で洗えない服はクリーニング代がかかるので、処分するのもあり。(後述します。)
特に夏服は、汗をかいたときに家でさっと洗える方が気持ちいいですね。クリーニング必須の服をゼロにしたところ、とても快適になりました。
いらない服は売ると良い
いらないと判断した服は捨ててしまってもいいのですが、私は売ります。
少しでもお金になったら嬉しい。
メルカリが人気ですが、私は買い手とのやり取りが面倒なので、買取サイトを利用。
ネットで申し込みし、箱に入れて宅配業者に取りに来てもらうだけ。
家から一歩も出ずに売れます。
買取サイトによって取り扱いブランドが微妙に異なるので、まずサイトで確認しましょう。
「取り扱いブランドの一覧表」が掲載されているので、それで検索します。
高級ブランド品しか買い取ってくれないイメージがあるかもしれませんが、ユニクロなどファストファッション以外であれば結構買い取ってくれます。
送料・手数料無料、箱も送ってくれるので全部タダで利用できますよ。
注意点:考えてはいけないこと
すでに多くの人が言っていることですが、服を片づける時に考えてはいけないことがあります。
・買った値段
・くれた人
・今後の可能性
これらを考えると判断が鈍ります。
高かったから。○○にもらったから。いつか使うかもしれない。痩せたら着られるかも…。
でも好きじゃない。でも今は着てない。
「でも」を大切にしましょう。
ちょっと厳しいことを言ってしまいますが、自分主体でないと、いつまでも物や他人にとらわれた人生になります。
あなたの素直な気持ちを大切にしてあげてくださいね。
服が減ると良いことが起こる

部屋がスッキリする他に、いろいろいいことがあります。
収納家具を買い足さずにすむ
ギュウギュウで取り出しにくかったクローゼットにすき間が生まれます。
押さえつけないと閉まらなかったタンスの引き出しが、スムーズに閉まるようになります。
そして、中身が減って処分できる家具や、小さいサイズに買い替えられる家具が出てきます。
すると部屋がとても広くなります。
「たかが家具1つ減ったぐらいで」と思われるかもしれません。
でもたとえ小さくても、家具は置いた面積だけでなくその周囲何センチ分かは使えない(避けて生活している)ので、案外場所を取っているものです。
処分すると実感します。
クリーニング代を節約できる
クリーニングの事を考えずに服を買っていると、シーズンごとのクリーニング代が結構な金額になっていませんか?
家で洗えない服を減らすと、クリーニング代の節約になります。
また、良い性能の洗剤がいろいろあるので、それらを利用して家で洗うのも節約になります。
私が愛用しているのは、ハイベックです。
持っている服を完全把握
数が減ると、どんな服を持っているか全部思い出せるようになります。
コーディネートを考えるときも、買い物していてふと素敵なスカートを見つけたときも、便利。
「あれとあれに、あのバッグをあわせられる」と頭の中で簡単にシュミレーションできます。
また、数が少なくなると同じ服を着る回数が多くなります。
着た時の感じを体が覚えているので、実際にクローゼットやタンスから取り出して体にあててみなくてもすむようになります。
心も頭もスッキリ
メンタル的な部分でもいいことがあります。
気分スッキリ。落ち着きます。
ベッドの上や床の上から服が消えたからです。
部屋と体はつながっていると言われることがありますが、まさにそんな感じです。
自動的に衣替え不要の収納になる
最後に、おまけ的な要素として、衣替えする必要がなくなります。
服の数が減って普段の収納に空きスペースができるため、シーズンオフの服も同じところにしまえるようになるからです。
おまけといいつつ、これは大きな利点です。
全ての服がいつでもすぐ着られる状態にあるのは、かなり重要です。
季節で区切らず年間を通して着用し、考えるようになるので、さらに服を減らすことができるようになるからです。
たとえば、冬でも夏服が手近にあると、セーターの下に夏用のキャミソールを着たりTシャツを着たりしています。
服を季節で分ける必要は全くないのだと、衣替えしないようになってようやく気づきました。
振り返ってみると、衣替えは手間がかかるだけの作業でした。
自分だけで考えていても、服はなかなか減らせないものです。
世の中にはいろいろな片づけ方法が存在するので、良さそうなのを実際に試してみて自分にあうかどうか試すことが大事です。
まずはマネしてみましょう。