英語の勉強が嫌いで、いまだに英語に対して苦手意識が消えない私ですが、
実は睡眠時間を削りまくって勉強した過去があります
英語の専門学校に通っていた8年(途中休学していたので実質6年?)ほどは、めちゃくちゃ勉強しました
通っていたのは【インタースクール】です
この記事では、私の実体験から、これらの疑問にお答えします
結論から言うと…
入学を迷っている方の参考になれば幸いです
はじめに
元生徒(私)の在学データ
当時の資料や教材を処分してしまったため、在学期間や開始時のレベルはあいまいです
仕事が忙しくて途中休んだりしながら8年ほど通いました
通い始めて1~2年した頃に英検とTOEICを受けましたが、英検は準1級合格、TOEICは850点ぐらいだったと思います(試験対策は特に何もせず)
インタースクールへ通う前、1年カナダへ語学留学していました
この記事の注意点
この記事は、私が通っていた2014年頃までの体験に基づいています
現状と異なる部分があると思いますので、その点、十分ご留意ください
授業風景
建物・教室の様子
各校の規模はまちまちで、京都校はかなり小規模でした
貸しビルのワンフロアの一角にあり、事務所スペースと大小2つの教室しかありません
大きい方の部屋でも座席数は18席ほど
その部屋には「通訳ブース」(ガラスで仕切られマイクが設置された通訳者席)があり、会議通訳の疑似体験ができました
クラスの人数
京都校はどのコースのどのレベルでも生徒の数は少なめでした
8年の経験でいうと、最大でも12人、最少なら3人ということもありました
インタースクールのホームページ内『よくある質問』に、1クラスの定員は8~15人(各校で異なる)と書かれていますが、京都校で1クラス15人になるなんてことはありませんでした
どちらかというと『生徒が少なすぎて開講されない恐れがある』ほど
幸い開講されなかったことはありませんが、初日に行ってみたら「こ、今ターム(学期)は3人…」「が、がんばりましょうね…!」と初対面なのに励まし合うこともありました
(人数が少ないと、それだけ先生に当てられる回数が多くなってしまうという死活問題なのです!)
雰囲気
クラスの雰囲気は、講師とメンバーによって本当にまちまちでした
インタースクールは半年が1ターム(学期)なので、半年間は同じメンバーで授業を受けます
京都校は小規模だからか、生徒同士は楽しく比較的のんびりした雰囲気でした(校によっては生徒同士、激しい切磋琢磨があるようです。怖!)
授業中の雰囲気は、上級クラスになるにつれてどんどん厳しくなっていきます
会議通訳コースだと全員必死で音源に耳を傾けます
講師は次々に生徒を当てるので、一瞬でも気を抜いているヒマはありません。授業が終わった後は「あしたのジョー」状態です(燃え尽きたぜ…真っ白にな…)
宿題の量
ホームページの『よくある質問』に、『目安としては週2レッスンコースで1日に1~2時間程度、週1レッスンコースなら週に2~3時間程度は必要ですが、コース・クラスまた個人の状況によって異なります。』とあります
が。
これは英語が得意な人の場合というか、頭がいい人の場合というか、スラスラ暗記できる人の場合というか、帰国子女の場合というか!!
とにかく「授業時間を除いて、次の授業までに自分でどれだけ勉強できるか」が勝負
それが出来ていないと、授業はひたすらつらく苦しいものになります
私ですか? 私はただひたすら苦しかったです泣(だってそもそも英語がキライ)
ちなみに、授業を休んだ時は【休んだ回の授業内容を書いた紙・配布物・宿題の内容】を郵送orFAXしてもらえました(今はどうなんだろう)
講師はどんな人?
間違えたり答えられなかったりしたとき、優しくフォローしつつ正しい答えに導いてくれるタイプの講師もいれば、「この程度の英語も理解できないなんてアナタ何しにここへ来たのですか?」的なことをイヤミたっぷりに言う講師もいました
うっ…メンタル、ヤラレル…
インタースクールの講師は、講師として優れている人ばかりではありません
「教師」ではなく「現役 or かつて通訳か翻訳をしていた人」という枠組みなので、良くも悪くも様々なタイプの講師がいました
だれが担当講師になるかは、開講日にならないと分かりません。苦手な講師だと知り、白目むきながら帰宅したこともあります
生徒はどんな人?
インタースクールに来ている人は、みなさんめちゃくちゃモチベーションが高いです
やる気満々ですし、実際それがターム(学期)修了まできちんと継続するのがすごい
真剣に授業を受けに来ている人ばかりなので、習い事感覚でフワフワ出席していると痛い目にあいます
「スパルタだ」というのは本当か?
これは本当です
マジで本当です!!!!!
中途半端な気持ちで、英語が好きじゃない人が行くところではありません。慣れるまでは半泣きです(私だ)
もちろん、優しい講師・怖い講師によってクラスの雰囲気は変わりますが、生半可な気持ちでは到底続けられません。途中でやめていく人を何人も見ました
みんな真剣です
それゆえ、講師に当てられてなかなか答えられないと焦りまくります。授業時間を取ってみんなに迷惑をかけている、どうしよう、でもわからない、という思いが浮かびます
私は会議通訳コースでド底辺の英語力だったので、授業に出るのはつらかったです 笑
また、ターム(学期)終了時に試験があり、それに合格しないと永遠に同じクラスにい続けなければなりません
私は会議通訳コースに上がる直前でスランプにおちいり、2年ぐらい同じレベルを何度も受講することになってしまいました
そうならないためには、とにかく必死に勉強するしかありません
そのほか
授業への必携品
授業中にささっと調べることが必須なので、電子辞書がないと話になりません
とにかく、今世の中にある電子辞書の中で一番詳しいやつを買ってください!!今ならこれ!
ヘッドフォンまたはイヤホンも必須です。シャドーイングやリプロダクションのときに使います
聞こえれば何でもOKです
ただし、イヤホンジャックをつかって教室にある装置につなぐので、AppleのAirPodsのようなワイヤレスのものはダメです!使えません
必ずコードのあるもの(有線)を用意してください
途中で通えなくなったとき未受講分の授業料の払い戻しはできるか?
できます
クーリングオフ制度があるので、払い戻してもらえます
ただ、もちろん全額ではないのでご注意ください
途中で休学しても、そのレベルのまま復学できるか?
あくまでも私が在学していた時の話ですが、1ターム(半年)なら、休んでもそのままのレベルで戻れました
でも2ターム(1年)休んだ場合は、再度レベルチェックテストを受けなければなりませんでしたね
授業料は妥当か?
高いですが、まあまあ妥当かなと思います
教え方の上手下手はあるものの、現役(or現役だった)通訳士や翻訳士による授業が受けられて、通訳や翻訳の現場の話を時々聞くことができるのは、他ではあまり経験できないものだと思うからです
こちらがアポイントを取れば、講師は勉強の相談にのってくれますし、宿題の添削を一人ひとりに非常に丁寧にしてくれる講師もいます
授業で使う以外の教材の貸し出しなどもありましたし、トータルでみると納得という感じです
さいごに
インタースクールは生半可な気持ちでは続けることはできません
でも真剣に取り組む自信があるなら、あなたの英語力は飛躍的に伸びます。私がそうだったので、これは間違いありません(まぁ私は勉強量の点では、真面目とは言い難い生徒でしたが汗)
ただ休学期間があったとはいえ、8年もダラダラ通うのはまずかったです
インタースクールは長期間通学すると疲れ果ててしまいます
授業料も高いので大変です
通訳士や翻訳士を目指しているならいざ知らず、社会人として仕事をしながら「できるだけ流暢に英語が話せるようになりたい」というのが目的なら、2~3年でガッと学び切る!というスタンスで通うのがいいですよ
やる気がある人に、インタースクールは非常におすすめです