大学生まで漫画を禁止された子どもは、親が望んだ子どもになったか

いろいろ

子どもの頃、親から漫画を読むことを禁止された人はたくさんいると思います。

でもそれが「大学生になるまで」という長期間、かなり律儀に守られていたとしたらどうでしょう。

どんな大人になると思いますか?

貴重なサンプル(私)がここにいますので、解説いたしましょう。

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はじめに:真面目な子どもへの漫画禁止令は「ほどほどにしたほうがいい」

私は大学生まで漫画を読むことを禁止されていました。

禁止された理由は、

禁止理由:『漫画は絵ばかりで想像力が欠如するから。内容もくだらない。』

最初にことわっておくと、両親は私のことを考えてそんなことをしたのだと思うので、禁止されたことに対する怒りなどは全くありません。当時はものすごく悲しかったけど。

ただ、正直に言うと…

今の子どもはどうかわからないですが、私が小学校低学年の頃は、クラスの女の子はほぼ全員が『ちゃお・なかよし・りぼん』などのコミック雑誌を読んでいました。

交換して読みあったり、付録で遊んだり。

ゲームはまだポピュラーじゃなかったので、話題になるのはほとんど漫画についてです。

だから禁止されてしまうと、友だちの話の輪に入れなかった。

今の時代だと、ゲームは見るのもやるのも一切禁止と言われてしまうのと同じかな。

そして、今と違って子どもの頃の私の性格は真面目一徹!

どんなことでも言われたことは必ず守るタイプ。

だから漫画は絶対読みませんでした。友だちに誘われても断ります。
「わたし、まんがよんだらダメっていわれてるから。」と。

そうなると当然ですが会話に参加できず、放課後に漫画を読んで遊ぼうという輪にも入れませんでした。

親は忙しくしていたので、こういうことが起こっていたことは全く知らなかったんでしょう。

そんな漫画禁止令は案外長く続きます。

なんと大学生になるまで続きました。

もちろん中学・高校になるにつれて性格もイイ感じに曲がってきていたのに(笑)、なぜ漫画禁止令は律儀に守り続けたのかというと、

・高校になると、夏の家族旅行のときに1冊だけ買う許可がでるようになった
・漫画以外で他に厳しく禁止されたものがあまりなかった
・漫画が買えるほどバイト代に余裕がなかった

一番下はともかく、上の2つは完全にアメトムチノヨウダ。

人間って不思議なもので、小学生・中学生の頃は読みたくて読みたくて仕方なかったのに、大学生になる頃にはその気持ちもなくりつつありました。

我慢をし続けているとだんだん興味を失っていくんですよね。

何かに対して抑制され続けると、自分がどれだけ望んでも決してかなうことはないんだと、少々オーバーですが諦めの境地に達します。

それで完全に漫画読みたい熱が冷めてしまいました。

禁止され、それを律儀に守り続けたことで、私の学生時代は漫画と一切関係がないものになりました。

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結局、親が望んだ子どもになれたのか?

禁止理由から考えて、親が望んだのはこんな子どもに育つこと。

『想像力が欠如する』…想像力のある子どもにしたい!
『内容がくだらない』…くだらないものと接点をもたない子どもにしたい!

文字にするとなかなかのインパクトですね。特に2つめがすごい。

そういえばテレビのアニメも見ていいのとダメなのが決まってたな…。

オタクになったという点で、1つめは達成できたかもしれません。

なんというかこう親が思てたんとだいぶちがう方向にベクトル働いたという気はしますが。
(想像力じゃなくて妄想力豊かに育った感)

学校で書かされる、図書室の本読んで読書感想文という宿題も毎回四苦八苦していましたし、「きちんとした」想像力豊かな人間には育たなかった感じはします。

2つめは、そもそも両親は漫画を一切読まないので、『漫画≒くだらない』という間違った公式の上に成り立っているんですよね。

漫画はくだらないものだと判定できるほど、両親は判断材料を持っていなかったはず。

そして世の中の大半はくだらないことで構成されている気がするので、漫画を遠ざけたところで無意味だと思うんです。

ともかく、律儀に守り続けた反動から!かどうかは分かりませんが、社会人になって私は立派なオタクになりました。

…禁じることには大いなる責任(反動)が伴うということを、世の親御さんがたにはご理解いただきたい。(スパ○ダーマン風)

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親に漫画を禁止された弊害:大人になっても結構深刻?

漫画の読み方が分からなかった

高校生になると、夏の家族旅行の時に1冊だけコミック誌を買うのを許してくれた両親ですが、実は最初、漫画の読み方が分かりませんでした。

そんなこと、学校で教えてくれないじゃないですか。

絵が見開きのページいっぱいに広がっているところを、右から読むのか左から読むのか、この次は下に行くのかそれともそのまま次のページの横へ続くのか。

この丸い吹き出しと四角い吹き出し、なんで丸と四角なの?なにか意味があるの?

このマークは一体なに…??

私の国語力のせいかもしれませんが、高校生になっても漫画の読み方がわからないとは。苦笑

さすがに今はよめるようになりましたが(社会人になって同人誌3000冊以上所持していたオタクなので)、今でも漫画を読む速度はめちゃくちゃ遅いらしいです。

考えながら読んでいるせいですね。

漫画の選び方が分からない(今も)

これはいまだにそうなんですが、漫画って何を読めばいいんでしょうか。

自分で読みたい漫画を選ぶことができないんです。

私はオタクなので社会人になって結構漫画は読みましたが、それは好きになったアニメの同人誌を読むということにおいてのみであって、それ以外の漫画って一切読まないんです。

というか、何を読めばいいのかわからないし、何を基準にどう選んでいいのかもわかりません。

小説なら「面白そう」とか選べるんですけどね。

漫画を読みたいという欲求がほとんどないので、余計ですね。

有名な漫画がひとつも分からない(今も)

手塚治虫氏など日本を代表するような漫画家の作品から、子どもの頃にみんなが読んでいたような漫画、今話題の漫画。

悲しいかな全部分からないので、人との会話で取り残されます。

社会人になって気づいたんですが、驚いたことにビジネスの場で結構漫画の話題って出るんですよ。

特に外国人(ヨーロッパとかアメリカとか)と話していると急に漫画の話をし始めたりして、「いい漫画だよね!」とか言われるけど「…ごめん。知らん;」

大人になったので、今から好きに読めばいいのですが、何でもそうですが、それを「一番したい時期」と「その時期に読んだからこそ得られる感想」というのがありますよね?

いま、義務感のような動機で読んで果たして楽しめるかというと、微妙。

もう今更いいかなという感じ。

また子どもの頃のように「すごく読みたい!」という日がきたら読もうと思います。

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親に漫画を禁止された利点はあるか?

私はおこづかいをもらっていなかったので、高校1年になってマックでバイトをするまで、自分の好きなことに使えるお金はお年玉しかありませんでした。

お年玉と言ってもくれる人は少なかったので、確か全部で2~3万円ぐらい。これで1年間すごさなくてはいけません。

もしも漫画が大好きな子だったら、お年玉でまかないきれず大変だったと思います。

・・・・・。

なんかもっといろいろ並べられたらいいんですが、これぐらいしか思いつかないよおかあーさーーん!!

『勉強に集中できて成績は学年トップでした!』とか言えたら良かったんですが、勉強は大嫌いで全然やらなかったし、成績はいつも学年最下位層をウロウロしていたので、漫画禁止して成績が良くなるとかは幻想です。

くりかえします幻想です!!

漫画読みまくっていても勉強する子はするし、しない子はしません。

自分の事ふりかえってみてもそうでしょ?

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子どもが真面目なタイプなら、何かを禁止するときは慎重に

子育てをしたことがないので、あくまでも禁止を言い渡された子ども側としての発言ですが、真面目なタイプの子は結構何でも真に受けて、親が意図する以上に真剣に守ろうとします。

そして実際、律儀に守っていました。

私の両親は一切漫画を読まないので、漫画の良さ等といったものはわからないと思いますし、一般的な(漫画禁止するのは一般的なのかな)考えとして禁止したのだろうと思います。

繰り返しますが、両親は私のことを考えて禁じたのだと思うので、禁止されたことに対する怒りはありません。

でも、禁止することで起こる弊害もあるんですよね。

しかも大人になった今でもその影響を引きずっています。

まぁ私の場合は漫画という比較的どうでもいいようなことだったけど、いやどうでもよくないけど、取り返しのつかないことだってあると思うんです。

漫画の読み方とか、みんなが知ってる漫画を全然知らないとか、そのくらいなら親の支配から抜け出した後に自分でどうとでもフォローできるけど。

どうぞ、何かを禁止するときは、言い渡す相手の性格も考えて慎重に!

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にゅにゅにゅ?
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