ここでいうオタクとは、アニメオタクのことです。
私は今ほぼ「オタク卒業状態」にあります。
「オタクを卒業しよう!」と思ってこうなったわけではないので、「積極的オタク卒業法」については書けませんが、自然と卒業する方向へむかっていったというユルイ感じの方法ならわかるので、すこし書いてみたいと思います。
タイミングを逃さない
中学生の頃からオタクの片鱗はあったものの、私が真の「オタク」になったのは社会人になってから。
20代半ば~30代後半にさしかかるまでの約10年です。
はまったアニメ・漫画の数は全部あわせてもたった数作品程度ですが、ひとつのものにとことんはまる性質(たち)なので、あちこちイベントに参加したりグッズを買ったり、それはもう考えるのも恐ろしい金額をつぎこんでいました。
同人誌だけで3,000冊ぐらいはありましたね…
オタクを「卒業」するのに何よりも大切なのはタイミングです。
私の場合だと、
・ミニマリストの考え方と出会った
・はまっていたアニメが終了して、盛り上がりのピークを過ぎた
・好きだった同人サークルが別ジャンルへ移動(異動?)した
など、いくつかのタイミングが重なり、オタク熱が落ち着いてきていました。
その時に、Twitterにもうひとつ新しいアカウントを作ったんです。
ミニマリストに関する情報収集が目的のアカウントでした。
もともと持っていたオタク用のアカウントでフォローすると、情報が混在してぐちゃぐちゃになるし、相手もびっくりするかもしれないし(苦笑)、そう思って別アカウントを取ったのですが、これがオタク卒業を加速させることになりました。
Twitterにオタクとは別のアカウントを作成して、メインにする
オタクを卒業するには、自分のオタク分野の情報を仕入れないことが一番です。
新しい情報が入ってくるので、オタク活動(情報収集・物品購入・イベント参加など)をしてしまうんです。逆に情報を知らなければ、それに踊らされることもないわけです。
私のようなたいていのオタクさんは、たぶんTwitterに1つはアカウントをお持ちだと思います。
それとは別に、もう1つ新しいアカウントを作成してみてください。
そしてそのアカウントではオタクに関すること以外をフォローするんです。
たとえば私の場合だと、最初ミニマリストの情報収集用にアカウントを取ったのですが、それがどんどん、オタク以外の自分の興味のあることや趣味などを見てフォローしているうちに、こっちがメインになり、ほぼ常駐するようになりました。
オタクアカウントと物理的な距離をとることで、ますます興味が薄れていった感じです。
それと同時に、同人誌やグッズを手ばなしたのも大きいですね。
オタクの方のアカウントは、週1ぐらいで異常(乗っ取りなど)がないかをチェックしていますが、もう消しちゃってもいいかもしれないなーと思っています。
Pixiv(ピクシブ)は見ないようにする
同人イベントの情報収集用にピクシブも見ていましたが、アニメが最終回を迎えてしばらくすると、好きだったサークルさんが次々に別のアニメや漫画へ移動(異動?)していってしまいました。
それにともなってピクシブを見る回数も減っていくと、ますます興味を失うことに…。
なので今積極的にピクシブを見ている人は、段階的に見ないようにしていくのもおすすめです。
Instagram(インスタグラム)にアカウントを作る
Twitterを主に「文字情報」とすると、Instagramは主に「画像情報」です。
百聞は一見に如(し)かず、ということわざがあるとおり、写真やイラストは文字よりもインパクトが大きいです。
私はTwitterで新アカウントを作ったのと同時に、Instagramにもアカウントを作りました。
Twitterしかしていなかった私のような人の場合、写真やイラストばかりの世界は最初は戸惑うかもしれませんが、ぜひアカウントだけでも作ってみてください。
Instagramの「検索ページ」は自動で様々な写真や動画がピックアップされているので、知らない物にもたくさん出会えますし、自分のオタク以外興味を深く掘り下げるいいツールになります。
Twitterと同様、自分では全然投稿しなくても大丈夫◎
見るのが専門でも、すごく楽しいですよ。Twitterとはまた少し違った世界を味わえます。
InstagramはTwitterとちがって、検索が1語でしかできないのがちょっと不便です。
検索は全てハッシュタグ(#)で実行されるので、T最初は違和感があるかもしれません。
「卒業」という言葉を思い浮かべている時点で、あなたは80%卒業できている。が!
そもそも自分の胸の中に「オタク卒業」という言葉が思い浮かんでくる時点で、あなたは8割以上、オタクを卒業できています。
100%オタク活動にどっぷり浸っていて盲目状態なら、そんな言葉は思い浮かびもしませんから。
あとは、少しずつ自分の視線をオタク以外の世界にも向けるようにして、
それと同時に、部屋に大量にあるオタクグッズの処分をスタートさせることです。
捨てるのでも、人にゆずるのでも、売ってお金にかえるのでも、手段は選びません。
目の前に所狭しと積み上がっているオタクグッズを実際にどうにかすることによってのみ、現状を変えることができます。
人間って、自分の周囲にある物に非常に左右されやすい動物です。
視覚的に、オタクを卒業できる環境を整えることもとても大切です。
まずは行動を起こしましょう!!