物欲って、ありますか?
今でこそコントロールできるようになりましたが、かつての私の物欲はめちゃくちゃで、なんでもかんでも理由をつけては買っていました。
特に20代後半~30代は、部屋の床が見えないほど物にまみれた生活をしていました。
物欲はインスタを上手く利用することでコントロールできます。
私が日々やっている方法をお伝えします。
物欲は「紛らわす」のではなく「とことん向き合う」

物欲をゼロにするのは無理だし、ゼロにする必要はない
物欲を捨てるorゼロにするのは無理です。生きていれば絶対に欲しい物は出てきます。
むしろ物欲をゼロにしてしまうと、労働意欲もゼロになってしまいます。
物欲をなくすのではなく、自分でコントロールできる力を身につけるべきです。
自分の悪い買い物パターンを認識し、それをやめるようにする。
お金がたまる、というよりも、減りにくくなる、というかんじ。これを目標にしましょう。
毎回気持ちをごまかしていても、根本的な解決にはならない
「物欲」で検索すると、解決策として気持ちを紛らわせようという提案がいっぱい出てきます。
趣味に没頭しよう、読書をしよう、友達と出かけよう、ジムでストレス発散しよう、とか。
でもこれらも結局はお金をつかうことですよね?
物を買うか、物欲発散の為にお金を使うかという違いがあるだけで、やっていることは一緒。
現実逃避のように物欲から目をそらし続けても、何も解決しません。
一生目をそらし続けられるでしょうか?
むしろそうやって目を背けて我慢し続ければ、いずれ気持ちが爆発してしまいます。
物欲にはとことん向き合って、自分の悪い買い物パターンを理解し、冷静に分析するしかありません。
インスタ(Instagram)で物欲コントロールする方法【欲しい物リスト作り】

インスタは、世界中から地球上のありとあらゆる物について投稿されています。
そんなインスタを使って、自分の物欲を分析してみましょう。
やり方は簡単。物欲のおもむくまま、欲しい物を『保存済み』に入れていくだけです。
つまり【欲しい物リスト】として使うということですね。
なぜインスタでやるかというと、紙やスマホに箇条書きにする欲しい物リストとちがって、全部に写真がついているから。
文字だけよりもインパクトがあるからです。
方法は以下の通り。
- Step1欲しい物・したいこと・食べたい物など、片っ端から『保存済み』に入れる
- Step2『保存済み』について毎日考える
- Step3『保存済み』が増えていく&そこまで欲しくない物が出てくる
- Step4欲しくなくなった物を削除
- Step51週間経っても2週間経っても欲しい物は買いに行く
欲しい物・したいこと・食べたい物など、片っ端から『保存済み』に入れる
インスタで気になった写真を『保存済み (このマーク)』に入れていきます。
値段・場所(行けるかどうか)・実現可能かどうかは、考えません。
とりあえず気になる物は全て保存。
『保存済み』について毎日考える
『保存済み』について毎日考えます。
何を考えるのかというと、優先順位です。
あれを買ったらこれは買えなくなる、とか。
これを買ってもすぐに飽きそうだから、こちらの方がいいかな、とか。
「買いに行く」という行動はまだしません。
いつもこの時点で行動に移すので、物欲に振り回されてしまうんです。ここで行動するのは時期尚早です。
『保存済み』が増えていく&そこまで欲しくない物が出てくる
その間にも『保存済み』はどんどん増えていきます。
増えていきますが、3日前に欲しかった物より、いま保存した物の方が欲しかったりすることに気づきます。
3日前に欲しかったものが色褪せて見えたりします。
時間が経つとそこまで欲しいと思わなくなる物って、結構あるんですよ。それと、実際に物を所有しなくても、写真で満足する物も結構多い。
毎日その物の写真を見ているから、所有した気になってしまって、興味が薄れるからだろうと思います。
欲しくなくなった物を削除
そこまで欲しいと思わなくなった物、色褪せて見えるようになった物は削除。
「欲しくなくなった=削除した=買わなかった」
つまり、自分の物欲を完全にコントロールすることに成功したということです。
この時ぜひ考えてほしいのは、
なぜそこまで欲しいと思わなくなったのか?色褪せて見えるようになったのか?
自分の気持ちを細かく分析していくと、物欲パターン・買い物パターンがだんだん分かるようになってきます。
つまり、自分の失敗パターンも分かってくるので、あとは気を付ければいいだけです。
1週間経っても2週間経っても欲しければ買いに行く
ある程度時間が経っても(最低1週間以上)欲しくて欲しくてしかたない物も出てくるはずです。
毎日そのことばかり考えているようなら、実際に買いに行きましょう。
もしかしたらそれは、これから一生の付き合いになる自分にとって大切なものかもしれません。
逆に、しばらくすると興味を失ってしまうかもしれません。
でも、買った後に後悔するかどうかは、実際買ってみないとわからないんですよね。
それはもう、失敗しながら直観?を磨いていくしかありません。
買い物に失敗したら売ればいいので、失敗すること自体は大丈夫です。
売って、反省点を生かしましょう。
インスタを使いつつ同時にやると効果的なこと

私が実際に試行錯誤した中で、効果的だった順にあげます。
物を捨てる
全力でおすすめしたいのは、部屋を片づけることです。
正確には、所持品を処分すること。
部屋を片づけることで、どれだけの不要品を今まで買ってきたのかを自覚できます。
捨てながら思うのは、「どうしてこんなにいっぱい買ったんだろう」「こんなに買って、今そのお金が手元にあったらな」ということです。
もしかしたら、買い物する瞬間だけ楽しい、買うという行為が楽しいだけだったのかもしれません。
後悔にひたりながら買ったものを処分し、きれいになった部屋をみてすがすがしい気分になる。
これが一番効果がありました。
お店に近寄らない
強制的に「お店に行かない」「ネットショッピングをしない」 ようにするんです。
『鉄の意志』が必要ですが、効き目は絶大です。
通勤の道中、私はお店の入り口を視界に入れないように、うつむいて前を通り過ぎていました。
ちょっと思い出してほしいのですが、残業続きになるとお店の開いてる時間に帰宅できないので、必然的に買い物に寄れなくなります。
そのときって、お金の減り方が遅くなかったですか?
疲れてヘトヘトなので、晩ごはんを求めてコンビニか深夜まで空いてるスーパーに行くのが精いっぱい。場合によっては食べる気も起らず家に直行することも。
「使う時間も使う場所もない=お金は減らなくなる」という図式です。
最強です。
「今後の物欲」に思いを馳せる
これから先、もっと欲しい物が出てくる可能性は十分あるので、まだ見ぬ欲しい物に向けて今は使わないでおこうと考えることも効果的です。
家計簿をつける
家計簿をつけて、浪費額を数字にするのも効果的です。
ただし、私のように手取りが15~20万円で、これ以上節約できないところまで切り詰めている場合は(私は切りつめる余地ありでしたが)、効果はほとんどないと思います。
自由にできる金額がもともと少なすぎるので、家計簿をつけてどうこうできるレベルを超えてしまっているからです。
自由にできる金額を、限りなくゼロにしようとするのはやめましょう。いつか反動が出てしまいます。
家計簿つけることが逆にストレスになる場合もあるので、やってみてモチベが下がる場合は中止しましょう。
物欲とは一生つきあっていかなければなりません。
上手くコントロールできる方法を見つけることが、お金とうまくつきあう方法でもあると思います。